認定看護師の紹介
認定看護師とは
日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる看護師です。
認定看護師の役割
患者・家族によりよい看護を提供できるよう、認定看護分野ごとの専門性を発揮しながら認定看護師の3つの役割「実践・指導・相談」を果たして、看護の質の向上に努めています。
当院の取り組み
「皮膚・排泄ケア」「感染管理」「認知症看護」の認定看護師3名が在籍しており、専門職業人としての能力開発の支援を行い、看護の質の向上に貢献しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 堅田 空美子
皮膚・排泄ケア認定看護師は、スキンケアと排泄ケアを専門に行う看護師です。創傷(床ずれや手術の傷など)、ストーマ(人工肛門や人工膀胱)、失禁(尿や便が漏れる)などの患者様を対象に専門的なケアを提供します。また、褥瘡・ストーマ・失禁に関した皮膚トラブルに関するコンサルテーションの対応やケアに関する教育や指導を、看護師・患者様・ご家族に行います。 創傷・褥瘡ケア褥瘡対策委員会として院内の褥瘡予防対策を行っています。その他、手術部位感染や下肢潰瘍・医療機器関連圧迫褥瘡(MDRPU)・スキン-テアなどの予防や創のケアも行っています。 ストーマケアストーマ(人工肛門・人工膀胱)をつくられる患者様に対して、術前から術後のケアを病棟スタッフと共に行っています。また、退院後の日常生活を週1回のストーマ外来でサポートしています。 失禁ケア尿・便失禁により生じた皮膚障害に対するスキンケアを行っています。 |
感染管理認定看護師
感染管理認定看護師は、入院・受診される患者様やご家族、勤務する職員など病院に関わる全ての人を「感染」から守る活動をする看護師です。
感染リスクを最小限にし、安全な医療を提供できるように、感染対策の検討や実施、感染対策の現状把握と改善のための介入、感染対策に関する相談やスタッフの教育等を医師や薬剤師、検査技師など多職種で構成される感染制御チームやリンクナースとともに、協力しながら院内感染活動に取り組んでいます。
認知症看護認定看護師 高木 紀子
「認知症」と聞くと不安になる方が多くいらっしゃると思います。 認知症とは、一度発達した脳が、何らかの病気により脳の障害を生じ、日常生活や社会生活に困りごと出ている状況をいいます。原因や症状はさまざまで、変化があることも特徴です。「出来なくなった」「わからない」という場面に接すると、ご本人や周りの方は大変な不安、怖さや悔しさを感じます。また、体調の変化に気が付くことが遅れると、苦痛も大きくなります。正しい知識と対応方法を知っていただき、行動や工夫を行うことで、症状が安定して活動の改善につながります。そのお手伝いをすることが「認知症看護認定看護師」の役割です。 現在の活動として、研修会の開催(病院の看護職員、地域の人々、一般企業の方)、訪問看護での支援などを行っています。 「その人らしく・できることを大切に!」をモットーに活動しておりますので、気になること・お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。 |