栄養科
栄養科では、入院患者さまの症状や栄養状態に合わせた食事を提供する事で、疾病の早期回復・合併症の予防を図り、診療部門の1つとして栄養面からサポートしています。
また、入院・外来の患者さまを対象とした個別栄養指導や、チーム医療活動など他職種との連携により、患者さまの栄養管理に取り組んでいます。
栄養科のメンバー
- 病院スタッフ(管理栄養士3名)と給食委託スタッフ(株式会社日総/管理栄養士・栄養士・調理師など計14名)で構成
- 取得資格:NST専門療法士、日本糖尿病療養指導士、心不全療養指導士
病院の食事
入院患者さまを対象に、医師の指示のもと一般食と病態に合わせた治療食をご用意しております。また、患者さまに喜ばれるお食事を提供するため、次のような工夫を行っております。
適時適温食事時間は朝食8時・昼食12時・夕食18時です。 温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たいまま提供できように温冷配膳車を使用しています。 個別対応食品アレルギー、低栄養や抗がん剤治療による食欲不振などの患者さまに食べて頂ける食事を提供しています。 |
行事食
患者さまに季節感を感じて頂けるように、年12回行事食を提供しています。
こどもの日 |
スポーツの日 |
クリスマス |
大晦日 |
栄養管理
入院されている全ての患者さま、一人ひとりに栄養管理実施計画書を作成し、栄養状態の評価を行なっています。管理栄養士がベッドサイドにお伺いして、医師、看護師、言語聴覚士と連携をとり、栄養補給方法・摂食機能面から食形態等を検討しています。
栄養指導
食事療法を必要とされる入院および外来患者さまを対象に、個別栄養指導を実施しております。患者さま個人の食生活や嗜好、食事への思いなども伺いながらご家庭でも実現できる方法を一緒に考え提案させて頂いています。
※栄養指導は予約制となっております。 ご希望の方は、主治医・看護師・管理栄養士までお申し出下さい。 |
チーム医療
栄養科では、次のようなチーム医療に参画しています。
栄養サポートチーム(NST)
医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士、管理栄養士など様々な専門職が集まってチームをつくり、主治医からの依頼を受けて栄養管理が必要な入院患者さまをサポートしています。入院患者さまの健康状態回復のため、それぞれ専門分野での知識を出し合い、低栄養改善に向け適切な栄養支援を行っています。
糖尿病教育入院
糖尿病の教育入院プログラムの一部として、糖尿病教室と栄養相談を担当し、食事療法のアドバイスを行っています。また、医師、看護師、薬剤師などとのカンファレンスに参加し、個々の患者さまに合った糖尿病治療方法を栄養面から提案しています。
心不全チーム
入院中だけでなく退院後の塩分・水分管理が重要です。心不全悪化を防ぐための食事療法が継続できるように、入院中に個々の食生活に合わせた栄養管理と栄養指導を実施します。
透析予防診療チーム
外来の糖尿病性腎症または慢性腎臓病の患者さまに対して、専門医・看護師・管理栄養士が連携し指導を行い、透析への移行予防に取り組んでいます。
褥瘡チーム
褥瘡発生の原因の1つとして低栄養が挙げられます。管理栄養士は、栄養状態を評価し、褥瘡治療に必要な栄養療法の提案を行っています。
栄養科より一言
栄養科では"食"を通して、患者さまの健康回復に貢献できるよう、精一杯努めております。食事や栄養に関する相談などありましたら、気軽にお声かけ下さい。