リハビリテーション科

リハビリテーション科は、現在、理学療法士10名、作業療法士2名、言語聴覚士1名、助手1名の計14名のスタッフで入院及び外来でのリハビリテーションを行っています。

各スタッフは、患者さんの状態や状況を共有するために、各疾患別リハビリテーションでチームを作り活動しており、早期での機能・能力改善を図り、早期退院を目指していきます。退院後も、リハビリテーション継続が必要な方には外来リハビリテーションも行っております。

近年医療機器も進化しており、様々な疾患に対応できるようVRを利用した医療機器も道内初導入しました。在宅や地域での生活を支えられるよう、患者さん一人ひとりに合わせたリハビリテーションを提供しています。

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入院リハビリテーション

運動器リハビリテーションⅠ

運動器認定理学療法士の資格を持ったスタッフを中心に変形性関節症(股、膝関節)の人工関節置換術後、外傷による術後のリハビリテーションや腰部脊柱管狭窄症、頸椎症性脊髄症などの脊椎疾患術後のリハビリテーションを行っています。

心大血管疾患リハビリテーションⅠ

心臓リハビリテーション指導士が1名、心不全療養指導士が2名在籍しており、冠動脈疾患、弁膜症、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症などの術後急性期から維持期までのリハビリテーションを行っています。他院から心臓リハビリテーションの紹介も受けており、外来でのリハビリテーションも積極的に取り組んでいます。

また、透析患者さんに対して、腎臓リハビリテーションも入院・外来ともに行っております。

2017年に導入した心肺運動負荷試験装置は、病態や重症度の評価、治療方針の決定に有用なため、積極的に活用しています。心肺運動負荷試験の結果を元に、外来通院での心臓リハビリテーションも多く行っています。

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呼吸器リハビリテーションⅠ

3学会呼吸療法認定士が2名在籍しており、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺炎等の呼吸不全に対して、症状に応じた呼吸リハビリテーションを行っています。

脳血管疾患等リハビリテーションⅡ

心疾患に伴う合併症による脳梗塞等の急性疾患の方やパーキンソン病等の神経難病に対してリハビリテーションを行っています。

また、言語聴覚士による脳血管疾患等の後遺症や、その他様々な原因で摂食嚥下(食べること、飲み込むこと)が困難となった方へのリハビリテーションを行っています。

当院では、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査での評価も行っておりますので、検査結果を元に、ご自身に合った食事内容の形態や食べ方についてサポートしています

廃用症候群リハビリテーションⅡ

急性疾患に伴う治療時安静による廃用症候群に対してリハビリテーションを行っています。

がん患者リハビリテーション

呼吸器や消化器、泌尿器疾患等のがん患者様に対して、専従の理学療法士、作業療法士がリハビリテーションを行っております。

外来リハビリテーション

肩関節周囲炎、腰痛症、頚椎捻挫等の患者様に対し、物理療法(電気刺激、マッサージ、牽引等)を中心に治療を行っています。また、運動器疾患や循環器疾患等で入院治療をしていた患者様の退院後リハビリテーションも実施しています。